【貴金属の見分け方】②-1 金メッキや金張り製品の刻印 【鑑定】
金メッキや金張り製品の刻印について解説します。
買取屋さんでは貴金属かどうかわからないので見分けて欲しいとネックレスなどのアクセサリーを持って来られる方々が多いです。
そして本物の金なのにメッキと言われて格安で買い取る悪質な買取屋も実際に存在しますので、買い取りに出そうと思ったらその前にまずはご自身で刻印を確認される事を強くお勧めいたします。
- 金メッキや金張りとは
- 金メッキや金張りの刻印
- 金メッキや金メッキや張り以外でよく見かける刻印
金メッキや金張りとは
金メッキは金属や非金属の表面に金属の薄い膜を覆いかぶせるのですが、金張りはメッキよりも厚い金を張り付けております。
メッキはとても薄い膜ですので当てたり擦れたりすると剥がれる場合が多いですが、金張りは厚みがありますのでメッキと比較すると剥がれにくいです。
しかし経年とともにダメージは蓄積されますのでメッキがはげていたり剥がれていたりするアクセサリーもよく見かけます。
刻印の種類
・金メッキ
GP :Gold Plated
GE :Gold Electro
GEP :Gold Electro Plated
HGE :Hard Gold Electroplated
・金張り
GF :Gold Filled
GR :Gold Rolled
RGP :Rolled Gold Plate
・プラチナ張り
PTF :Platinum Filled
金メッキや金張り以外でよく見かける刻印
下記の刻印は素材を表す刻印ではありません。
・NS
中川装身具工業株式会社さんの刻印です。私が今まで買い取り店持ち込みで見た
・MONET
海外の装飾品メーカーの刻印です。デザインがゴージャスな製品が多いです。これも私が今まで見てきた中では全てメッキでした。
・PAT+数字
パテント(特許権)ナンバーの刻印です。これも私が今まで見てきた中では全てメッキでしたが、もしかしたら貴金属製品もあるのかもしれません。
以上「金メッキや金張り製品の刻印 」でした。
最後までお読みいただきありがとうございます。
【貴金属の見分け方】②-2 刻印の場所 【鑑定】
貴金属製品やメッキ製品の刻印がよくある場所について解説します。基本的にジュエリーやアクセサリーはデザインを良く見せるために刻印は目立たない場所にあります。反対に純金・純プラチナのインゴットや金貨などのコインはわかりやすい場所に刻印されております。ネックレスやブローチなどアイテム別に紹介します。